犬の出べそは病気?

犬の出べそは病気?

 

子犬のやわらかいお腹にポッコリと膨らんだおへそ。思わずかわいいと思ってしまいますが、実はかわいいだけでなく、これは病気の一つなのです。

 

このかわいいおへそは「さいヘルニア」と呼ばれる病気で、お腹の穴の開いた部分から腸が飛び出してしまっているのです。

 

日常生活で特に支障がない上に、徐々に被毛が伸びることでまるで目立たなくなってしまうので、そのまま何年も気にしないまま過ごすことも多いようです。

 

しかし、さいヘルニアの困った点は高齢になってからわかるのです。

 

 

高齢になり、腹部の筋力が低下し始めると、それまで筋肉で支えられていた腸の出っ張りが、抑えがなくなる事でますます大きくなってしまうのです。

 

大きく飛び出してしまった腸はもちろん内臓機能にも影響を与えるようになってくるので放置できません。

 

また、高齢になると今まで問題なく上りおりできていた階段で躓いてしまったり、歩行がゆっくりになることで、飼い主の足にぶつかってしまったりという不意の事故も起こりやすくなるものです。

 

そのような時に、腹部に強い圧迫を与えてしまった勢いで、腸が一気に押し出されてしまうという事故もあります。

 

メス犬の場合、さいヘルニアがある場合には、避妊手術をするのと同じタイミングで、穴をふさぐ手術を施します。

 

そうすることで、犬の体への負担を最小限に済ませることができるからです。

 

オスの場合、去勢とは手術部位が異なるのですが、全身麻酔は必要という意味では同時手術でもよいでしょう。

 

いずれの場合も、若く筋力のあるうちに、手術を済ませておくことがおすすめです。