犬の逆くしゃみって?

犬の逆くしゃみって?

 

 

チワワやパピヨン、ヨーキーなどの比較的鼻の短い犬種によくみられる症状の一つに「逆くしゃみ」と呼ばれる病気があります。

 

まるで、くしゃみを逆にしているような、鼻が詰まったように息苦しそうな仕草、アヒルの鳴き声のような息遣いに、戸惑うこともあるでしょう。

 

この息遣いは、「鼻腔狭窄」という病気の一種です。

 

鼻腔狭窄とは、鼻腔が非常に狭いことや喉の奥にある軟口蓋が長すぎることで、一時的に喉が詰まってしまい、息ができない状態になってしまうことから起きる病気です。

 

症状は長くても1,2分で収まり、日常生活に支障もないのですが、中には重症化してしまう場合もあります。

 

症状が起きるタイミングは興奮したときや、暖かい部屋から急に寒い屋外へ出たとき、吠えている最中などと様々ですが、中には過度の興奮の上に、息が十分にできないことで失神してしまう場合もあります。

 

また、呼吸による体温調節が十分にできず、熱中症のリスクも高いといえます。

 

もし、失神するほどに興奮してしまう場合や生活上の理由から熱中症の心配がある場合には、鼻腔を広げる手術や、長すぎる軟口蓋を切除する手術も可能です。

 

ですが、軟口蓋の手術は、喉の奥であることから、非常に困難な上に、出血も多い部位なので、生活上の支障がない場合には、あまり推奨されてはいません。

 

過度な興奮状態の場合、飼い主の指にタオルなどを巻き付け、噛みつかれることを予防したうえで、顎を上に向け、口を大きく開けさせるという応急処置も覚えておくとよいでしょう。

 

口を大きく開けることで、気道が確保され、呼吸がスムーズになることでしょう。