犬の断尾や断脚

犬の断尾や断脚

 

癌の治療法として獣医師から、断尾や断脚を提案される場合があります。

 

癌になってしまったというだけでも、不安や戸惑いなどの辛さを味わっている上に、前向きな治療であるとはいえ、体の一部を失ってしあうともなれば、想像しただけでもとてもショックなことでしょう。

 

確かに、早期であれば発癌部位を除去してしまうことで、転移の危険性を軽減できるというメリットはあるものの、100%の対策ではありません。

 

メスの場合、乳腺腫瘍や乳がんの処置として、摘出することが多くありますが、体の内側なので、術後しばらくすると被毛が生えそろい、外見からではまるで目立たないほどに回復します。

 

しかし、尾や脚となると、その後の生活に支障はないのだろうか、負担から病状が悪化してしまうのではないかと大きな不安が生じるでしょう。

 

実際に、そのような手術を経験した犬達の術後の経過観察では、ほとんどの場合、1,2週間もするとまるで生活に支障がないほどに回復します。

 

手術直後は体のバランスを崩してしまったり、情緒不安定に見える仕草もありますが、住み慣れた家で過ごすうちの自ら体のバランス感覚を取り戻せています。

 

中には、手術前と全く変わらないほどのスピードで元気に走る回ることができる場合もあるほどです。

 

ですから、生活が不安という理由や、外見が・・・という心配で手術を断ってしまうのではなく、前向きな治療の一つとして検討してみてもいいのではないでしょうか。

 

【自宅でしてあげることは】

 

自宅では、体のバランスを取り戻すまでの間、生活範囲を狭めてあげましょう。サークルを用意したり、家の中の1部屋だけに行動範囲を狭めます。

 

行動範囲は広すぎると、慣れないうちは転倒し怪我をしてしまうことや、飼い主の目が届かないことがあるからです。

 

犬本来の力を信じ、元の生活に戻るまで、家族として応援をしてあげましょう。